あそび発達教室を開催しました!
11月9日(木)に、あそび発達教室を開催しました。
今回は、川崎市多摩区の子育てサークルさんに講師としてお邪魔させていただきました。
こちらのサークルの代表を務める高校時代の友人から誘ってもらい、開催へと至りました。
さて、当日は11組のお母さんとお子さんと一緒に遊んで学んでまいりました!!
今回は前回別のサークルさんでもやった「はらぺこあおむしの世界であそぼう!」として、色んな遊びを体験しましたよ☆
まずはあおむしのフェルトシアターです。
「何だろう?」「何が始まるのかな?」「次は何が出てくるのかな?」
こども達の目が釘付けになっているのがよく感じられました。
お母さんが興味をもって注目していることは、お子さんにとっても安心して興味をもてることなのかもしれません。
お母さんのお膝の上で安心してお話を聞いてくれました!
さて、続いてはひとりひとりのあおむし君にたくさんの食べ物を食べさせてもらいます。
ここでは一番重要視してほしいことは、「親子のコミュニケーション」であることをお話しました。
確かに、あそびとしての目標は「紐通しをすること」でもありますが、それ以上に大事にしてほしいことは、あそびを通して親子のコミュニケーションの充実をはかることなのです。
それは、この時期(1歳~3歳)の発達課題が
①安全基地:母親はいつも一緒にいるという実感
②母子関係:楽しく、安心できる関係の原体験
③自律性:日常のおけいこ(生活習慣など)を楽しく遊びながら取り組む
であることからです。
物理的に一緒にいるということももちろん大事なのですが、一緒にいて楽しい時間を過ごすことはこの時期とても大切なことです。
この時期を過ぎ、3歳~6歳になるとまた次のステップに移り、今度は親から離れたところでも自分の興味をもったことに突き進んでいく、「探求心」を養うステージへとステップアップします。
その次なるステージの土台にも、やはり「お父さんお母さんはいつでも待っていてくれる、帰る場所がある」という安心感があってのことなのです。
そんな小話をはさみつつも、こども達は一生懸命食べ物を食べさせてくれます。
「リンゴを持ってきて!」「黄色い食べ物はどこかな?」「丸いものはどこ?」
色んな声かけをしてくださいました。
単に紐通しをするだけではなく、色や形や名前などを指定することで新しいあそびを追加することができます。
あそびはおもちゃ一つにつき1つだけではなく、こどもの発想や大人の提案で何通りにも遊ぶことができるのです。
続いてはロープくぐりです。
こどもたちがあおむしに変身して、頭から輪になったロープをくぐります。
たくさんの輪を何個も首から下げて、連続してくぐろうとする子もいました。
面白い発想ですね!
「赤いロープはリンゴかな?」「黄色いロープはチーズ?」
先ほどの紐通しの遊びと関連づけての声かけもこども達の想像力を促します。
単に輪にしてある色つきのロープが食べ物に見えたなら、これは立派な「見立てあそび」ですね。
最後はこども達にさなぎになってからチョウチョに変身してもらいます。
前回とは違い、今回はゴミ袋を2枚つなげたものを用意し、その中に入ってさなぎになってもらいました。
入るのが怖いという子も。
確かに、少し閉鎖的な空間になりますから、不安があるかもしれません。
ゴミ袋のカサカサという手触りを楽しむだけでも良いでしょう。
「ちょっといつもはやったことのない経験」ができただけでもこどもにとっては充分な収穫です。
さて、さなぎはやがてチョウチョになります。
そのあとは、抜け殻を使ってジャンボ風船を作りました!!
空気を入れて口をとじ、ボールのようにポンポン飛ばすのも良し、上に乗っかってお馬さんにするのも良し、色んな遊び方で楽しそうな様子のこども達。
「こんなに楽しそうなの初めて見た」という感想もいただきました。
こちらの遊びは雨の日など、室内あそびをするにも体を動かすことも取り入れたい時にオススメです。
ボールよりゆっくりした動きで空中にフワフワ浮いているし柔らかいので、2歳台くらいのお子さんでも安全に遊ぶことができます。
上に乗る遊びは、バランス感覚も養えますね。
こちらが提供した遊び方よりも、こども達が自分で見つけた遊びの方が何倍も面白いものです。
その面白さ・楽しさをお母さんお父さんと共有できた時、こどもにとってその時間は最高の学びの時間になるのではないでしょうか。
今回も、こども達の真剣なお顔、夢中になっているお顔、はじけるような笑顔に触れ、楽しい時間を過ごさせていただきました‼︎
ありがとうございました☆