新しい環境とこどものこころ
長男が幼稚園に入り、最初の1ヶ月が終わろうとしています。 皆さんも、お子さんが入園・入学・進級など、新しい環境に進んで環境が変わった1ヶ月だったのではないでしょうか? さて、長男は最初の2日ほどは順調にニコニコでバスに乗って行ったものの、3日目から雲行きが怪しくなり始め… バスに乗る前に 「幼稚園行きたくない」 とポロポロ泣き始めました。 長男の性格からして、こうなることは想定内だったので、まずは話を聞いてみると、 やはりお母さんと離れるのは寂しい、お母さんと遊ぶ方が楽しい、とのこと。 そこで私は、 ・寂しかったり悲しかったりしたら、泣いても良いこと ・その気持ちを幼稚園の先生にお話しすれば、先生はきっと分かってくれて応援してくれること を伝え、お母さんとあなたはいつも心がそばにいるから大丈夫、と送り出しました。 とはいえ私もソワソワ。 幼稚園でどんな風に振舞っているだろう? ずっと泣いているのかな? いつかは慣れるんだろうけど、どんな風に励ましてあげたら良い? そんな数日が過ぎて、個人面談の日。 担任の先生と、私だけでお話をする機会がありました。 まず、長男が幼稚園で描いた絵を見せてもらいました。 その絵を見て、 「あ、大丈夫だ」 とすぐに安心した私。 画用紙いっぱいに大きな虫の絵。 余白には先生の字で、 「まきむし 敵の虫を巻き込んで食べてしまう」 「まきむし」は彼の創作で、架空の虫ですが、自分が想像上した虫を画面いっぱいに表現して、それが何でどんな虫かを先生に説明できた、ということは良いことだなぁと思ったのです。 なにしろ、自分の考えを私以外の誰かに表現できたのは第一歩です。 先生からも、 「色んなことをお話してくれるので嬉しいです。初めはポロポロ泣きながらお教室に入ってくることもあったのですが、『お母さんと離れるのが寂しかったんだー』とちゃんとお話してくれて。 ちゃんと言葉で言えるのは良いことですね!」 とのお言葉もいただき、私が家でモヤモヤと心配するほどのことでもなかったな、と思いました。 それから数日して、彼は幼稚園に楽しさを見出した様子。 出かける時も泣くこともなくなり、 「はぁ〜お母さんと離れるの、寂しいな。」 と口にすることはあっても、 自分からバスに乗り込み手を振ってくれるようになりました。 自分の気持ちは言葉以外でも表現できる。
それを、親も受け取ることができる。 言葉で、言葉以外で、色んな方法で。 どんな形でも、こどもの成長って感じられるんだなぁーと改めて思いました。 自分の今の感情や好きなこと。 それを誰かに知ってほしいという想い。 きっと、先生に受け止めてもらえて嬉しかったんだと思います。 それで、幼稚園て安心できる場所かもって感じてくれたのかも。 私は、帰ってきたら笑顔で迎えることしかできないけれど、あなたの安全基地なんだよって伝えていきたいです。 これからどんどん、行動範囲が広くなっていくんだろうなぁ。 これからも、自分の気持ちの表現方法、忘れないでいて欲しい。 幼稚園の反動からか、おうちではワガママが酷くなってきました… でも、これも成長の一過程。 まぁそりゃそうだよね、幼稚園では緊張やら不安やらあるでしょー。 おうちで思う存分発散して、また明日元気に幼稚園楽しんでこいや! と思えば、納得もできます。 とはいえ、ものすごい理不尽なワガママにイラっとしつつも(笑)、幼稚園で頑張って作った工作をおうちでもずっと持っている息子が微笑ましいこの頃です。